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フットボールの文化史 (ちくま新書)
フットボールの文化史 (ちくま新書)
フットボールの文化史 (ちくま新書)
山本 浩
定価: ¥ 693
販売価格:
人気ランキング: 319642位
おすすめ度:
発売日: 1998-04
発売元: 筑摩書房
発送可能時期:
近代フットボールのお勉強
足で球を蹴っ飛ばす遊びというのは洋の東西を問わず大昔から行われていたし(例えば後漢の時代に6on6の足球をやっていたという記録がある)、今でも様々なバリエーションがあるが(アメフト、オージーフットボール、ゲーリックフットボールなどなど)世界規模で盛り上がっているものは何と言ってもサッカーとラグビーである。
その二種類のフットボールはともに19世紀イングランドで成立したわけだが、本書はさまざまな文献をもとにこれらの成立と発展の歴史を解説した本である。著者は上智大の英文学研究者。文学研究者であるからこれは余技に含まれるものであって、何か特定の問題についての論考ではないが、幅広い視点からこれまでの研究成果を概観し、コンパクトにまとめたという点で高く評価出来る。我が国のイギリス研究の歴史の豊かさ、厚さを実感できる一冊。書誌情報もしっかりしていて、研究の入り口としても頼りになろう。
社会学、歴史学などの視点からサッカーを卒論のテーマにしてみようかな、と思っている学生諸君にはまずこれを読めとお奨めできる。
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