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28年目のハーフタイム (文春文庫)

28年目のハーフタイム (文春文庫)

金子 達仁

28年目のハーフタイム (文春文庫)

定価: ¥ 460

販売価格: ¥ 460

人気ランキング: 152970位

おすすめ度:

発売日: 1999-10

発売元: 文藝春秋

発送可能時期: 通常24時間以内に発送



アトランタ組の悲劇
いわゆる「マイアミの奇跡」を起こした前園率いるアトランタ五輪日本代表のドキュメンタリー。



当時はわからなかったチームの状況を克明に記録した物語で、こいつらちょー仲悪い。



これを読むと中田の成長ぶりもよくわかる。

当時の監督だった西野と対立しまくり。



サッカーの見方が変わる一冊。是非お勧め。



十で神童、二十歳を過ぎるとただの人??
 この本は、「マイアミの奇跡」と呼ばれた、96年・アトランタ・オリンピックでの日本代表勝利(対ブラジル)の内幕を描いたものである。このオリンピックの活躍で、前園を中心とする何人かの選手たちは、一躍時代の寵児としての扱いを受けるが、当時のチームは一枚岩とは言えず、むしろ崩壊寸前であった。タイトル中の「ハーフタイム」とは、後に大きく飛躍することになる中田英寿と、西野監督との、ハーフタイム時の出来事(確執)を表している。著者である金子は、やや中田よりのせいか、この本を読むと、対ナイジェリア戦・ハーフタイム時における中田の進言(「もっと積極的にいくべきだ」)が正しく、西野は間違っていたかのように思える。もし、この試合でナイジェリア(結果的には金メダル)を破っていたなら、決勝リーグ進出が可能だったのだ。



 それは置いておくとして、ドリブラーを好む私としては、オリンピック後の前園には期待していた。サッカーをあまり知らないような人も含めて、多くの日本国民がそうだったかもしれない。しかし、残念ながら、前園は、オリンピック時(予選含む)と比べると、輝きを徐々に失い、悪くはない一選手になっていった。(一方、この本の主役格、中田は、圧倒的な存在感で、日本代表の牽引者となっていったのは周知の通りである。)



 小野や稲本らの、いわゆるゴールデン・エイジの世代も、ワールド・ユースで準優勝という快挙を成し遂げたが、オリンピックではベストエイト、2002年ワールドカップではベスト16と徐々に順位を落としてきている。確かに、オランダ・リーグにおける小野の活躍は尊敬に値するが、この世代の相対的な順位は、やはり下がっているのだ。このことは、アルゼンチンやスペインが、ユース世代で活躍した後も、高い順位をキープしているのとは対照的ではないだろうか? 個人に目を向けても、たとえば昨年のオリンピックで活躍したイタリアのジェラルディーノ(対日本戦でも、あまりに素晴らしいゴールを決めたくれた)は、現在、セリエAの得点ランキングのトップを走っている。



 こう見ていくと、どうも、サッカーの世界でも、中田のような例外を除けば「十で神童、二十歳で凡人」みたいな格言が当てはまるような気がしてくる。普通の学校教育は、まさにそうで、日本人の学力順位は、小学生の時には高く、大学生ではかなり低くなる。あーあ。

金子達人氏のノンフィクション
氏の、ノンフィクションライターとしての才能は、素晴らしいものがあると思います。この著書も、綿密な取材の後がうかがえるものだと思います。ただ、彼の、サッカーに関するエッセーはあまり面白いとは言えません。その、ギャップが、面白いと言えなくもないのですが。

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