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川口能活 証
川口能活 証
川口能活 証
山中 忍
定価: ¥ 1,300
販売価格: ¥ 1,300
人気ランキング: 39815位
おすすめ度:
発売日: 2006-05
発売元: 文藝春秋
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
購入できてよかった!
在庫数が少なかったのでヒヤッとしましたが、購入できてよかったです。
奥様(佳苗さん)が妊娠したことで、某巨大掲示板で 川口選手の中傷や悪口の書き込みが多く見られ、噂の真偽をただしたくて、『証』を読んでみたくなりました。
読んで良かったです。誤解されがちな川口選手のキャラクターや行動が、少し理解できた気がします。
『証』に書かれている佳苗夫人との出会いは嘘だという説もあり、今後が心配ですが、川口選手が選んだ人だから大丈夫だろうと信じるしかありません。
今までも川口選手は大好きでしたが、もっとファンになりました。
逆境の中でどう生きるか
この本では、川口選手が海外のクラブに移籍したことによって大きな挫折を味わい、それを乗り越えていく姿が描かれています。
当時、既に日本では「守護神」と呼ばれるほどの実力と実績を備えていた川口選手でしたが、ポーツマス移籍後、下部リーグのチームとの試合で4失点したことの責任を押しつけられ、3ヶ月もたたないうちに帰国勧告を受けてしまいます。
その後もリザーブチームどころかユースチームで練習させられ、テスト生と交代させられたり、そうする意思もないのに日本のクラブへの移籍が進んでいることをチームのホームページで発表されたりと孤独と屈辱の日々は続きますが、手が届きそうだったわずかなチャンス、そしてワールドカップまでも、けがのためにフイにしてしまいます。
信頼できるエージェントにも支えられ、新天地デンマークへの移籍を決意した川口選手でしたが、言葉の壁や厳しい気候、慣れない人工芝のピッチなどに悩まされ、気がつくとまたチームの不振、大量失点、けがという苦境に立たされます。
どんな時でも自分を追いつめ、努力を怠らなかった川口選手ですが、ある時、自分がサッカーを楽しんでいなかったこと、周りが見えなくなってしまっていたことに気づきます。
そして、「与えられた状況の中で自分にできることを精一杯やり、自分のプレイを楽しむこと」を学んだ川口選手は、サッカー選手としても、一人の人間としても大きく成長したのです。
この本を読んで、「陽が当たらない時期にも腐らず努力すること」の大切さを改めて実感しました。
-- 魂のドラマがある、プロとして挑戦した証がある --
SoccerでなくFootballと言う欧州では、どんな小さな街・村でもプロのFootballチームが存在し、そこではGameと言う表舞台だけでなくTeam内でも多国籍のプロ達による熾烈な戦いが日常茶飯事であり、日本代表の川口能活なるガッツ男ですら涙が零れ自尊心を傷つけられながら、その戦いに立ち向かう潔さを要求された。
作品では、欧州で長年生活をし且つFootballを愛している著者にこそ書ける貴重なルポとして、確かな真実のドラマが展開される。多くのSoccer関連著書の中でも出色の内容であり、Soccerファンのみならずプロとは何か?挑戦とは何かを考える全ての人に読んで頂きたい。
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