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オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える

オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える

木村 元彦

オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える

定価: ¥ 1,680

販売価格: ¥ 1,680

人気ランキング: 21757位

おすすめ度:

発売日: 2005-12

発売元: 集英社インターナショナル

発送可能時期: 通常24時間以内に発送



コンキチ&ナターシャの絵本ナビ
「イビチャ・オシムの流儀 日本代表新監督の哲学と品格」

というドキュメントを見た、以前TBSで放送されたもの

らしいがこの元日本代表監督の美しい言葉でミストのように

心が溶かされ、優しい気持ちになりました!

タイトルで検索すればすぐ見つけられますのでサッカー

ファンの方はこの本と同様に探してみてください!



彼の祖国ユーゴスラビアは多民族国家であり、その統治の

難しさは7つの隣国6つの共和国5つの民族4つの言語3つの

宗教2つの文字1つの国というような多民族国家の中

サッカー選手として順風満帆な前半でしたがW杯時の監督時代

内戦によって国家は分断され家族は別れ別れになり苦難の末

数年後に再会します。



彼はどの国に言っても弱小のチームから育て上げるのが

好きらしく自信と結果をもってファンに愛された監督

でした、JEF市原もそんなチームで今でも選手や

サポーターから愛されています、無論私自身も彼の

ファンで、そんなオシムが脳梗塞で倒れ代表監督を

離れましたが、今になってこの監督がいなくなった

寂しさが湧いてきたのです、世の中に素晴らしい人間は

沢山いますが、こんなに愛された人間はいないのでは

ないでしょうか、言葉で説明することは難しい。

再び元気になって指導して欲しいという気持ちも

ありますが、どうかこの国に滞在した日々が楽しい

ものであったならと、願わずにはいられません。



この本は皮肉屋のオシムが残したサッカー選手への

エールとして読みました、素晴らしい言葉の数々です。

オシムの「信念」
現在、脳梗塞からの回復途上のオシム前日本代表監督のジェフ千葉時代までの逸話を綴ったもの。題名は「オシムの言葉」となっているが、何も有名な試合後のユーモアと皮肉に溢れた言葉だけを扱っている訳ではなく、オシムの人生観とも言うべき信念を論じている。



まずは、ジェフ就任一年目の話から入り、選手に「走る」事を求めた経緯を説明する。自身のプレーだけではなく、チームのために動ける選手をオシムは要求したのだ。最初は抵抗した選手だが、結果が出ると次第に選手はオシムのやり方を信奉するようになる。この頃の、試合後のオシムの談話が有名となるが、これはオシムの生まれと深い関係にあったのだ。オシムはボスニア生まれ。ユーゴ崩壊後の民族紛争は現在でも続いており、現在はコソボの独立問題で揺れている事は周知の通りだ。オシムはユーゴ時代に生まれ、ユーゴの代表監督にもなったが、この時もどの民族の選手を起用するかでマスコミから相当なプレッシャーを受けたらしい。「アイデアとユーモアがなければ生きていけない」と言うモザイク国家に生きるオシムの言葉は胸に響く。オシムは周囲のプレッシャーに負ける事なく民族に関係なく選手を選んだし、スター選手に偏る事なくチームのために"汗をかける"選手を選んだと言う。これがチームのためにも国家のためにも良いと言う信念である。



「アイデアがなければ」と言う信念をオシムはサッカーにも適用し、自身のプレーをした直後の動きを常に考えている選手をオシムは重用する。これがジェフでの最初の練習に繋がっている。縁があって親日家となり、日本の代表監督にまでなったオシムの信念に我々は感謝すべきであろう。頑固そうに見えるが、ユーモアと風刺のセンスに溢れ常に周囲に期待感を持たせるオシム。病魔にも打ち勝って欲しい。

感銘を受けた傑作。
少年期から指導者の指示を一方的に仰ぎ続け、受動的に振る舞うのが普通だった日本サッカー界に旋風を巻き起こした代表例、それがオシムではないでしょうか。「考えて走る」「指示された事だけにこだわるな」などなど、海外では当たり前な事がまだ日本では根付いていなかったという事でしょう。思えばジーコの指導法も、これに準ずるものだった気がします。トルシエの頃からのメンバーを引っ張り過ぎて新戦力が少なかったのは減点ですが、選手に大した指示を与えない=自分で考えて能動的に振る舞え、という暗黙のメッセージだったのでは?ただ、南米ではそれで通じても日本人にはまだまだ具体的な説明が必要で、そこを改善したのがオシムだと思います。「海外サッカーの模倣も悪くないが、やはり日本サッカーの日本化が何よりだ」との彼のコメントも、ただ海外のトッププレイヤーの様々な技やプレースタイルを模倣する=受動的に振る舞うのではなく、そこに少なからずとも自分たちのオリジナリティを付加して=能動的に振る舞って、日本人のストロング・ポイントを活かしたサッカーを目指そうという事でしょう。岡田監督のコンセプトもこれを継続するようですし、今後の日本代表に期待します。

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