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文体とパスの精度 (集英社文庫)

文体とパスの精度 (集英社文庫)

村上 龍

文体とパスの精度 (集英社文庫)

定価: ¥ 500

販売価格: ¥ 500

人気ランキング: 75789位

おすすめ度:

発売日: 2003-04

発売元: 集英社

発送可能時期: 通常24時間以内に発送



サッカーは数学じゃない
インテリ同士のくだらない座談ってとこだな。
何でも計算通りに行くほどサッカーは甘くないし、以外性があるから面白いんだという事だよ。
まあ中田英寿先生には分かりやしないだろう。優等生ぶったインテリにサッカーは向いていなかったという事だろう。

タイトルから・・・
やられっぱな・・・って感じですねぇ。

村上 龍ほど的確でなおかつ斬新な語彙を持つ作家って 数少ないでしょう。村上龍に薦められて(ウソ 笑)サッカーを見だしたわたしですが、中田も賢いプレーをする人だなぁとは思います。ただ、もっと若い時からのプレーを見たかったわ。

村上龍さんは本当にサッカー好きなんですね。
 サッカー好きというよりは、「ひで」好きと言った方がいいかもしれません。村上龍氏と中田選手の二人の会話は殆ど、食べ物かサッカーの話で持ちきりでした(だからサッカーが嫌いな人には本書はお薦めできません。間違いなく)。セリエAなどで活躍する選手の名前が村上氏の口からポンポンと出てくる。中田選手のお陰でサッカー好きになったのかはわかりませんが、かなりのサッカー通です。
 私はもっと哲学的な話になるのかと思い、本書を手にとったのですが、まったくの世間話。とは言っても二人の天才が奏でる世間話は、どこか浮世離れしています。やはり普通の人とは全く感覚が違う。これが本書を読んでみて感じた一番の感想です。
 中田選手は繰り返します。「上達するためには、自分に何が足りないかを常に考える事だ」と。はっきり自分を客観的に判断する事はそう簡単に出来るものではありません。そこが中田選手の天才と呼ばれる所以なのかもしれません。
 高校生くらいのサッカー少年にはぜひ読んでほしい。私もずっとサッカーをやっていたのですが、現役の頃に読んでおきたかった。
 また日本と外国(中田選手の所属クラブがあった国々)の記述も大変参考になります。サッカーというフィルターを通して見た文化の違い。それはサポーターや車の運転一つをとっても全く違います。私にはそんな国があるのかと疑えた程です。
 途中で、中田選手が「日本では一人だった」と述べる場面があります。やはり彼が生きる土壌は日本ではなかった。多少なりとも彼が反感を買う理由がそこにあると思います。
 サッカー好き、中田好き、村上龍好き。これが揃えば本書を読まないなんて損です。
 

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