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ぼくのプレミア・ライフ (新潮文庫)

ぼくのプレミア・ライフ (新潮文庫)

ニック ホーンビィ

ぼくのプレミア・ライフ (新潮文庫)

定価: ¥ 700

販売価格:

人気ランキング: 153690位

おすすめ度:

発売日: 2000-02

発売元: 新潮社

発送可能時期:


現在イギリスで最も人気のある作家といえば、『トレインスポッティング』のアーヴィン・ウェルシュと『Fever Pitch』(邦題『ぼくのプレミア・ライフ』)を著したニック・ホーンビィの2人といっていいだろう。 ホーンビィは1992年に処女作として本書を発表し、本国イギリスで100万部を超す大ベストセラーになった。日本では2作目『High Fidelity』の邦訳『ハイ・フィデリティ』が、先に出版された。察するに、たとえ本国で大ベストセラーであっても、邦訳の編集担当者が日本で本書を先に出すのを躊躇(ちゅうちょ)したのだろう。イングランド・プレミアリーグ、アーセナル狂の男がつづった日記を、はたして日本人が理解できるのだろうか、といういう懸念があったに違いない。 とにかく生活の中心はアーセナル、寝ても覚めてもアーセナル。ホームでの試合がある日はどんな犠牲を払ってでもハイベリーに試合を見に行くことこそ、アーセナルへの忠誠と信じて疑わない。アーセナルにかける愛をひたすら書き上げている。イギリスでは、「生涯のうち、妻を替えることはできても、応援するフットボールチームを替えることはできない」といわれているそうだ。本書を読むとそれもうなずける。 最近プレミアリーグで外国人枠が緩和されたため、選手の中にはイギリス人が少なくなり、議論の的となると同時に、ファンのチーム離れが起こったと聞く。この状況についてニックがどう考えているか知りたい。(鬼杖 猛)


フットボール文化
もちろん著者はイングランドのフットボールファンの中でも特殊な部類に入ると思う。しかし、この本が英国内で100万部を超えるベストセラーになったというのだから、やはり日本とのフットボール文化の違いを感じずにはいられない。とはいっても、アーセナル(ロンドンの強豪クラブ)への偏愛と共に綴るホーンビィの人生コラムといった内容なので、少しでもサッカーに興味のある人なら楽しく読めるのではなかろうか。

「ヒルズボロの悲劇」
イギリスにプレミア・リーグが生まれる以前、1968年から1992年までのイギリスのサッカー事情を作者の贔屓チームであるアーセナルを中心に描いています。

この時期のイギリス・サッカーを知っている日本人は、そんなに多くないでしょう。ですから、読んでいても退屈するかも知れません。しかし、サッカーと共にある、或いは、サッカーにリンクしているような作者の生活というか、人生にはきっと興味を覚えるでしょう。

そもそもこれだけの長期に亘って、それぞれの試合を記憶していて、こうして本に纏めてしまうこと自体、驚異的なことだと思います。それほどの作者の熱狂ぶりを傍から楽しむのも一興でしょう。

私個人としては、「ヒルズボロの悲劇」に一番関心を持ちました。実は、この事件の時イギリスにいて、聞き取れない英語のニュースで聞きました。その観客席が崩壊し、多数の死傷者を出したこの事件は、当時のイギリスの状況を象徴するような事件でした。

この事件の起こった1989年というのは、大英帝国の面影がすっかり影を潜め、日本を初めとする外国資本の導入によって、経済を立て直そうとしていた時代でした。それだけに、この本に引用されている「エコノミスト」の記事が印象的でした。

それともう一つは、作者のフリーガンに対する意見で、熱狂的ファンとフリーガンは違うのだということを、熱を込めて語っています。

サッカー・ファンを自認する方には、是非読んで欲しい一冊だと思います。

すべてのファンはここにたどりつく?
本家かつ元祖イングランドでの熱狂的な1ファンの自伝的日常。
そこには、僕ら日本のファンが「現在進行形」でそうなりつつある、究極の姿がある。
「No Life without Football」
この言葉に多少なりとも共感できるサッカーファンであるならば、ぜひとも読むべきである。

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