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山本昌邦備忘録 (FOOTBALL Nippon Books)

山本昌邦備忘録 (FOOTBALL Nippon Books)

山本 昌邦

山本昌邦備忘録 (FOOTBALL Nippon Books)

定価: ¥ 1,785

販売価格: ¥ 1,785

人気ランキング: 176671位

おすすめ度:

発売日: 2002-12

発売元: 講談社

発送可能時期: 通常24時間以内に発送



貴重な記録
98年9月28日トルシエ就任?2002W杯までの約3年間のコーチという観点で綴られた貴重な記録

白い魔術師による日本代表改革。雨の宮城に沈んだ数ヶ月後に出版されたこのほんの中に

トルシエジャパンの全て、そしてU23山本ジャパン、そしてジーコジャパンへと続く原点がここにが刻まれていた。



2002年W杯の裏側を知ろう
2002年のワールドカップ日本代表にコーチとして参加した山本昌邦さんが、トルシエとの出会いから、トルシエ監督が最後に指揮を執ったワールドカップのトルコ戦での不可解な戦い方に至るまで、4年近いトルシエ監督との関係の中での「トルシエVS山本昌邦」が表現されている。
ある意味暴露本です。
一部のマスコミしか報道しなかったトルシエの数々の奇行と、それに対する日本のスタッフの苦労がものすごいです。99年のワールドユース決勝戦での日本の負けもトルシエが選手に食事をさせなかったのが原因で・・・と、サッカー好きも知らなかったことがたくさん書かれています。DVD「六月の歌・・・」にもトルシエと周りがピリピリしてる様子は見れますが、この本からは本当はもっとピリピリしていたという様子が伺えます。
もちろんトルシエとのいざこざだけではなく、選手達とのキズナも書かれています。中田英との関係や中村を外す経緯も彼の言葉で書かれています。
この本には誰も知らなかった真実が書かれており、読むとトルシエに対する感情も変わると思いますよ。

あの采配の疑問の裏側が見えてくる
 本書は、タイトルどおり山本氏の備忘録として2002年ワールドカップに向けて、サッカー日本代表がどんな状態にあったかという裏側を読むことができるほか、コーチング論、戦略論、組織論、指導者論などとして読むことができる。
 しかしながら、一番、読んでいて面白いのは、
1.なぜ1998年のワールドユースの決勝戦で、スペインとあれほど動きの差があったのか。
2.なぜ、シドニーオリンピックのアメリカ戦で、押し込まれているときに、本山投入待望の声のなかであのような采配となったのか。
3.なぜ、シドニーオリンピック直後のアジアカップで、圧倒的な勝利を得ることができたのか。
4.なぜ、ワールドカップ1年前の雨のパリでのフランス代表とのゲームで惨敗したのか。
5.なぜ、フランス戦直後のスペイン戦では守備的にいき、最後の最後に点を取られて負けたのか。
6.なぜ、2002年ワールドカップのトルコ戦で、あのように先発を入れ替え、さらに不思議な采配となったのか。
 といった、さまざまな疑問のウラにあったトルシエ監督の思考や、チームのほんとうのコンディションを知ることができる点である。
 とにかく、当時のサッカー日本代表においては、先発の選手起用や戦術、采配において、数々の疑問があるのは間違いない。本書を読めば、それらの背景には単純に選手のコンディションだけでなく、試合の日の朝食を巡る出来事であったり、試合前の散歩での出来事があったり、さまざまな要因が、肉体的、精神的に、少しずつ影響を与えていることを知ることができる。
 当事者でしか知りうることができなかった情報を読むことができるという点で貴重な一冊である。

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