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フーリガン戦記

フーリガン戦記

ビル ビュフォード



定価: ¥ 2,835

販売価格: ¥ 2,835

人気ランキング: 181301位

おすすめ度:

発売日: 1994-06

発売元: 白水社

発送可能時期: 通常3?5週間以内に発送



80年代のフーリガンは今より凶悪だった
サッカーが好きな人、イングランドサッカーに興味がある人、フーリガンに興味がある人はもちろん、イギリスの社会事情に興味がある人にとっても面白い内容です。
アメリカ人の作者がイギリスのフーリガングループに長期取材しながら、1990年のイタリアワールドカップまでをつづっています。
80年代のフーリガンは今より凶悪だったんじゃないでしょうか。
ちなみにこの本について、もっとレベルの高い読み応えのあるレビューが「20世紀を読む」(丸谷才一・山崎正和 中公文庫)に収録されています。

暴れざるを得ない状況って何だろう。
アメリカ人ジャーナリストによる暴力的サッカーファン「フーリガン」のレポート。とにかくすごかった。イギリス人ではないと知られるだけで危険なので,言葉(アクセント)も何もかもイギリス人(イングランド人?)の労働者階級になりきった捨て身の取材。著者自身がものすごいものを実際に目の前で「仲間」として目撃しています。イングランド・プレミア・リーグでの大暴れからイタリアでのワールドカップでの大騒動まで。最近は政府もいろいろと対策を講じていますし,第一サッカーファンすべてがこの本にあるようなフーリガンではない(それどころか大部分は善良な労働者階級)ということを念頭に置いて読んでも,背中がちりちりします。フーリガンの話というよりむしろ,群集心理の話として引き込まれました。

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