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6月の軌跡―’98フランスW杯日本代表39人全証言 (文春文庫)

6月の軌跡―’98フランスW杯日本代表39人全証言 (文春文庫)

増島 みどり

6月の軌跡―’98フランスW杯日本代表39人全証言 (文春文庫)

定価: ¥ 540

販売価格: ¥ 540

人気ランキング: 169091位

おすすめ度:

発売日: 2001-11

発売元: 文藝春秋

発送可能時期: 通常24時間以内に発送



応援する心
ドイツ大会を終えて、フランス大会同様のヨーロッパで迎えた

2回目の大会。



あの時と同じく惨敗となった結果を踏まえて著者に

関係者全員へのインタビューを試みて欲しい。

著者なら、著者の誠意ある姿勢ならば選手は勿論、協会幹部

周辺スタッフも快く受けてくれると思うが。



同じ惨敗となった今回の日本代表の戦いが、何故こうまで

心に響かなかったのか?あの悪夢のような仙台のトルコ戦からの

4年間の結果が、あの3試合なのか?

クロアチア戦でのPKをファイン・セーヴした川口選手へ抱擁に走ったのが

あの中田選手だけだったのは何故なのか?



選手、スタッフ、協会、コーチは大会期間約3週間をどんな気持ちで過ごしたのか?



少なくとも私は1998年のフランスでの戦いにシンパシーを覚えるし、

代表選手各個人にも相応の思い入れがある。

但し、全てのスタッフ、選手にインタヴューしている訳ではない。

三浦カズ選手だけは、同氏が著した作品に全ての思いを記述しているから、

という理由でこの取材を断っている。



各選手のインタヴューでは北澤選手の記述に、つい涙腺が緩む。

同氏の熱い思いに、単なるファンである我々は思いを馳せる。



本書でも最も心を打つのが、食事担当の方や栄養士の

方の涙ぐましい努力と、何とか勝って欲しいと願う心。



応援、あるいはサポートする側にその真実が隠されているような気がする。

それだけ、あの大会は熱く、代表を心から愛するサポーターに恵まれていた。

それは選手達の意気込みが、周辺に伝播するからだ。



果たして2006年のスタッフ達は同じような思いを抱きながら、仕事をしていたの

だろうか。疑問。



今となっては、この98年大会の記録より、06年大会の真実を知りたい、と

つい我儘になってしまう。

もっと深く
 1998年の単行本の文庫化。

 フランスW杯に出場した選手、途中でふるい落とされた選手、監督、フィジカルコーチ、トレーナー、栄養アドバイザーなど39人の関係者へのインタビュー集。

 インタビューをまとめたもので、著者のコメントや解説などは入っていない。そこが物足りなかった。確かに関係者の生の証言を伝えることで、W杯当時の雰囲気を再現するのには成功している。しかし、著者が解釈を放棄したために、結局、何を問題にしたいのかが伝わってこない。

 著者の立てている問題には、@直前にカズ、北澤らがメンバーを外されたことの影響はあったのか、A3戦全敗に終わった原因は何か、の2つだろう。その答えはインタビューからおのずから見えてくると、著者は思っているらしい。しかし、選手やスタッフの語りは意外にバラバラなのだ。もっと整理して、きちんとした答えを探す努力が必要だったのではないか。

 選手たち自身より、トレーナーやシェフなどスタッフの方がW杯への思い入れが強いように見えるのが面白かった。

泣ける。
選手たちの裏側が見れるという意味でも貴重ではあるが、さらにいわゆる裏方さんたちへのインタビューが秀逸である。
多くのスタッフたちが「チーム」として一丸となって、日本初のワールドカップに真摯に取り組んでいった、その努力と純粋さに泣ける。

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