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惨敗―2002年への序曲 (幻冬舎文庫)

惨敗―2002年への序曲 (幻冬舎文庫)

金子 達仁

惨敗―2002年への序曲 (幻冬舎文庫)

定価: ¥ 760

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人気ランキング: 388231位

おすすめ度:

発売日: 2000-04

発売元: 幻冬舎

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ジャーナリストとしての氏への見解
ノンフィクションライターとしての、彼の文才は、素晴らしいと思いますが、サッカー評論家としての彼の姿勢が良く理解できません。フランスワールドカップアジア最終予選前、日本代表の力は図抜けていると公言しておりましたが、韓国戦の敗戦後には、加茂さんの采配で、日本が負けたと書いておりましたが、あの敗戦は、選手自身での状況の判断する能力の欠如にも、その一因があったのだではないでしょうか?さらに、後任として、ジーコが望ましいと述べておりましたが、ドイツ大会オーストラリア戦後には、手のひら、返した様に、批判していました。評論家としての、彼には、その資質に疑問があります。

日本代表のフランス
 1998年に出た単行本の文庫化。

 1998年のフランスW杯。アジア最終予選を扱った『決戦前夜?Road to FRANCE』の続編とでもいうべき一冊。予選を勝ち抜いた後、本大会までの日々がどのように過ぎていったか、いざフランスに乗り込んだ日本代表はどのように戦ったのか、2002年の日韓W杯への準備をどうすべきか。そういったことが辛口な口調で語られている。

 さまざまな雑誌にリアルタイムで書かれた記事をまとめたもので、なかなか迫力がある。日本代表の試行錯誤(迷走)が手に取るように分かる。そして惨敗という結果が当然の報いであったことも。

 2002年もとっくに過ぎ、ドイツW杯を目前に控えたいまになって読むと、感慨深いものがある。

ちょっと引くかもね。
金子達仁の著作はすべて持っているが、この本はその中でも一番攻撃的だ。はっきり言ってコードにかかりそうである。名指しで批判をするわするわ。Nサッカー協会名誉会長とか、O在札幌チーム監督とか。
金子達仁の怒りは、分かる。しかも、その不吉な予言(3戦全敗)は的中してしまった。だから妥当だ、と言いたくはない。かなり感情的だったのは確かだろう、本人も認めている。彼は、のんびりと日本代表にがんばってきてね、と言う日本全体の弛緩した雰囲気を変えたくて、声を嗄らして、また心を痛めて叫びつづけたのだ。
しかし。日本の、サッカーを囲む環境を考えると、金子が如何にがんばったからと言って、悪意と捉えられるのは致し方ない。その土台ができていないからだ。それを金子本人も嘆いているのだが、歴史と言うものはやはり一朝一夕では築かれない。待つしかないのだ。ただ、待つのみではなく、動くことでそれを早める、もしくはその質を高めることはできよう。その意味で、金子達仁の奮闘は評価されるべきである。
本を閉じてこう思った。 勝ちたいと思わなければ勝てないのかなぁ、と。 「勝ちに偶然の勝ちあり、負けに偶然の負けなし」
一勝はしてほしかった、一勝は(小国民)…
最後に。この本を読まれるのでしたら、他に『6月の奇跡』、『勇者の残像』もどうぞ。違った観点からW杯を分析してあります。

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